2011年08月25日

ストーリーを描かせる。

本日、保育園の園児達がブルーベリー摘みに来ました。
近くのキャンプ場に停まり、明日ご帰還だとか・・・。

今日は山道散歩の中、ブルーベリー摘み。
5班に分けて畑に入ります。

と、1班が来る前に先生と打ち合わせ。
そんな折に面白い事を教えて頂きました。

今回の体験にはストーリーがあって、前に草木染めを園児に体験学習としてやった際に園児達が作ったTシャツが数枚無くなったとか。この無くなった所にカラスの羽が落ちていて、結果カラスがTシャツを持って行ってしまったという事になったらしいです。

実はこれ保育園の先生方がいくつかのポイントを設定して、園児達が、それを導き出す様に仕組まれた事だったのです。
仕組まれたという言い方は少し違うかもしれませんね。Tシャツが無くなった出来事とカラスの羽を置いておいただけですからね。後の答えは園児達が導きだしたものらしいです。

園児達に想像する機会を与えて、そこから考える力を養う・・・凄い教育です。

一昔前、ゆとり教育なるものがありました。あれは失敗だったと自分は思っていますが、今回の保育園の先生方の教育法・・・本当の意味での教育ですよね。

自分、全ては学習能力から始まるのではなく、全ては創造力から始まるものだと思っています。
それこそが全ての力の源。これからを背負って立つ子供達には持ってもらいたい力です。

ちなみに、いたずらカラスを追って今回のキャンプが展開されているようです。その最中、保育園の近くのマクドナルドの店長さんに新しいメニューの考案を園児達が頼まれたとか・・・。
その新しいメニューを作るためブルーベリーを摘みに来たそうです。
腕には農園に入って摘み穫りをしてもいいというバッチが付いていました。

ポイントは先生方が作った訳ですが、最終的には園児が導き出した答えです。

お膳立てされたものをただこなすのではなく、自分達で創造したものを創り込んで行く。
いや~素晴らしい教育だと思います。

とても勉強になりました。
ありがとうございました。

園児達が摘み穫りに入る最中、昨日アポ取りをしてきた体験学習の中学生が3人でやってきました。
打ち合わせをそこそこに、来月また!って事で。彼女らもしっかりしていました。

教育の現場が自分達の頃と少し変わってきているように感じます。
創造できる大人になってもらいたいと思う本日でした。


清らかな水が流れる里山でバラとブルーベリー達と暮らしています。
ローズベリーファーム



Posted by ロベファ at 01:07│Comments(0)
 
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