ローズベリーファームの農業日記～創成編～

いつもこの時期はブルーベリーの樹の剪定をします。自分の場合、夏場が終わった後に強剪定を済ませてしまうので、年が明けてからはかなりノンビリと枝の調整を兼ねて弱剪定。細い枝を切るハサミでパチパチとやっています。

そんな折、鳥が畑にやって来て自分の周りをウロウロ・・・おそらく虫を探してやって来ているのだろうと思うのですが、かなり近くまで行っても逃げる事をしません。
こちらに殺気がないのがわかるのか、それとも虫を取るのに夢中なのかはわかりませんが2メートル程まで行っても・・・。

畑に入る時、自分は瞑想に近い様な穏やかな気持ちになります。その穏やかな心がわかるのか鳥達が近くまで寄って来る。
本当は、そういうあり方が人の根源的な生き方なのかもしれないと自分は思っています。

お金とか権力とか駆け引きとか世を渡って行くには本当に大事なものだと思います。かくいう自分だってそういった物が必要であったり、そのような行いをする時だってあります。
でも、それは少しの幸せを守りたいから。根源的な生き方をしたいから・・・たぶん、それだけなんだと思います。


畑に来る鳥達へ
虫が食べたいならドンドンおいで。虫達には少しばかり悪いと思うけど、それも生態系だから・・・。
ブルーベリーの実が食べたいのならドンドンおいで。自分も多少守ろうと考えると思うけど、それも生態系だから・・・。

でも今、生態系に属さないもので世の中が騒いでいます。あれは人の欲が作り出したる物。
あるのが恐ろしいのではなく、それを無限に作り出そうとしている人の欲が恐ろしく感じます。


清らかな水が流れる里山でバラとブルーベリー達と暮らしています。
ローズベリーファーム